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FILM REVIEW
人生における様々な"別れ"を描き続けて来たミア・ハンセン=ラブが、
"来るべき未来"への仄かな希望を、
見事な運動の連鎖による演出のリズムで描き切った傑作
2017.3.29 update
一神教的価値観に対して、”映画”そのものを対峙させる、
ナ・ホンジンの怪作『哭声/コクソン』
2017.3.10 update
晩年のヴィスコンティが最高の布陣を揃え、贅を尽くした室内劇で表現したものとは何だったのか?
2017.2.14 update
『ヒッチコック/トリュフォー』、50年の時を経て完結されたプロジェクト
2017.1.27 update
TALK SHOW
2017.1.20 update
2017年1月16日、映画『沈黙 -サイレンス-』の完成以来、マーティン・スコセッシ監督が2度目の来日を果たした。過去の代表作との見事な円環を成す集大成を創り上げ、物質主義的社会における精神的思潮の重要性を問う、スコセッシ監督の偉業がひとりでも多くの観客の目に触れることを願って、記者会見の全文を掲載する。
INTERVIEW
2017.10.18 update new
イザベル・ユペールの娘ロリータ・シャマが主演、名匠レナート・ベルタが撮影監督を務めた、パリのカルチェ・ラタンを舞台に若い女性と古書店を経営する初老男性の出会いを描く『静かなふたり』は、映画作家のユニークな個性が繊細に織り込まれた奇妙で、愛すべきラブストーリーである。“現代版のヌーヴェルヴァーグ”というよりは、“ヌーヴェルヴァーグそのもの”というべき映画を撮り上げたエリーズ・ジラール監督にお話を伺った。
2017.10.6 update new
ジム・ジャームッシュが製作総指揮を務め、世界最大の映画作家マノエル・ド・オリヴェイラの街でもある”ポルト”で撮影された、夢のような甘美な記憶についての映画『ポルト』を撮り上げたゲイブ・クリンガー監督は、雑誌に映画批評を執筆し、アメリカの大学では映画学の教鞭を振るう映画批評家でもある。筋金入りのシネフィルであるゲイブの話を聞いていると、”映画史”という過去の広大な領域をもっと探求しなければならないという思いに駆られる。未開の領域というのは、私たちの過去にこそ、広がっているのに違いない。
2017.8.1 update
『アイスバーグ!』、『ルンバ!』が熱い支持を受けたアベル&ゴードンの新作『ロスト・イン・パリ』は、カナダの田舎町から、アーティストである叔母が暮らす街パリを目指してやってきた主人公フォオナの珍道中を、スタイリッシュな映像美と道化師由来の見事な身体芸で楽しませてくれるバーレスク映画である。特筆すべきは、この撮影のために自らが住むアパートメントを提供したエマニュエル・リヴァの存在だ。是非劇場で、軽やかで若々しい彼女の勇姿を目に焼き付けて頂きたい。ここに、新作を携えて来日したアベル&ゴードンのインタヴューをお届けする。
2017.7.7 update
『ボンジュール、アン』は、フランシス・フォード・コッポラの妻であり、ソフィア・コッポラとローマン・コッポラの母、そして、『地獄の黙示録』(79)の舞台裏を捉えた秀逸なドキュメンタリー映画『ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録』(81)など、幾つかのドキュメンタリー映画の監督としても知られるエレノア・コッポラが、80歳にして初めて撮り上げた長編劇映画である。主演を務めたのは、コッポラ・ファミリーと長年の友情を育んできたダイアン・レイン。数十年間アメリカ映画の最もコアな部分で仕事をしてきたお二人を迎え、愛すべき作品『ボンジュール、アン』についてお話を伺った。
2017.5.26 update
両親が離婚をした自らの体験に基づいて、忘れ難い傑作『ブルー・バレンタイン』(10)を11年間の年月を費やして創り上げたデレク・シアンフランスの新作は、M.L.ステッドマンのベストセラー小説「海を照らす光」の映画化『光をくれた人』、その地に宿る魔力を物語の不可視なモーターとして駆動し、マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデルらが演じる登場人物を神話的な輝きで照らし、見るものを忘我の境地へと誘う感動作である。ここに監督のオフィシャル・インタヴューを掲載する。
2017.5.19 update
あのヴィクトル・エリセ監督の名作『エル・スール』(83)で主人公の少女を演じたイシアル・ポジャインが監督、ケン・ローチ監督の盟友ポール・ラヴァーティが脚本を手掛けた『オリーブの樹は呼んでいる』は、主人公少女アルマ(アンナ・カスティーリョ)の無謀な旅の成長物語に、”抵抗の映画”の本性を巧みに忍ばせた、内面にマグマのように沸き立つ闘志を抱えたダイナミックな作品である。現代性とユーモア、見事な語りの技術を備えた二人の闘士、イシアル・ポジャインとポール・ラヴァーティによる作品が日本でももっと紹介されていくことを祈りつつ、イシアル・ポジャイン監督のインタヴューをお届けする。
2017.4.28 update
瀬田なつき監督が、橋本愛を主演に迎えて撮った、井の頭公園100周年記念映画『PARKS パークス』は、永野芽郁、染谷将太、石橋静河といった瑞々しいキャスティングが生んだオーガニックなノリと生命の輝きに満ちた映画であると同時に、素晴らしい音楽映画、瀬田監督らしい緻密な語りのメタフィクション映画として存分に楽しめる傑作である。この暗い時代にあって、瑞々しい生命の息吹と一陣の風の流れを感じさせてくれる『PARKS パークス』を劇場でご覧になって、インタヴューをご一読頂ければ幸いである。
2017.3.17 update
名匠に2度目のカンヌ国際映画祭パルムドールの栄誉をもたらした『わたしは、ダニエル・ブレイク』には、50年の長きに亘ってケン・ローチ監督が寄り添ってきた市井の人々を描くリアリズムが力強く息づいており、人々の生活を支えるはずの社会制度の機能不全と為政者の不作為(悪意)に怒りを滾らせ、見るものに生々しい感情を呼び起こす。今まさに、多くの”民主主義国家”で必要とされている映画である。 ここに、ケン・ローチ監督のオフィシャル・インタヴューを掲載する。
2017.2.21 update
3.11で被災し全てを失ったが主人公が、自らの力で店を再建し、その被災体験を独学で学んだ外国語で世界に向けて情報発信していく、過酷な状況下においても、人並み外れた営為を続ける主人公”佐藤さん”の姿を約3年間に亘って撮影したドキュメンタリー映画『息の跡』は、主人公の朗々とした人柄も相まって、見る者の心を深く動かさずにはいない。どこか神話的な輝きすら帯びた、傑作ドキュメンタリー映画を完成させた、小森はるか監督のインタヴューをここにお届けする。
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2017.8.30 update
8月30日(水)~10月22日(日)
@アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
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2016.2.19 update
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