OUTSIDE IN TOKYO
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FILM REVIEW
重層構造の語りの中で現実と虚構の境目がスリリングに融解していく、
映画が人の人生に起こす奇跡についての美麗官能ホラー
2018.11.22 update new
この世知辛い21世紀において、
ホン・サンスだけが成し得た"祝祭的生産性の響宴"についての考察
2018.6.29 update
21世紀の映画における新しい潮流、<A KIND REVOLUTION>
2018.5.2 update
スピルバーグがトランプ政権下の今、敢えて作った新作で示した、
映画的豊穣と生々しさ
2018.4.3 update
科学技術の進化・発展がこの先何を生み出すのかわからない、
人類の現在と未来に壮大な憂いを寄せる野心作
2018.3.2 update
TALK SHOW
2018.5.31 update
『私はあなたのニグロではない』が、トランプ政権下のアメリカで異例のヒットを放ったラウル・ペック監督の新作『マルクス・エンゲルス』が日本でもヒットしているという。ここにそのヒットを記念して行われた、作家佐藤優氏のトークショーの採録を全文掲載する。ますます混迷の色を深める現代にあって、”国家というものに頼っていては、貧困の問題も格差の問題も人間の差別の問題も解決できない”というマルクスの思想は今改めて現実味を帯びており、”20世紀の亡霊”としてではなく、21世紀現在のリアリティとして再評価すべき時が訪れている。
INTERVIEW
2018.12.6 update new
ベルリンのカフェで始まる男と男の出会い物語は、事故を契機に、ひとりの男とエルサレムに残された妻子の邂逅の物語へと変容していく。イスラエルの新鋭オフィル・ラウル・グレイツァ監督は、残された者たちの物語をユダヤの戒律が色濃く支配するエルサレムの地で展開し、繊細な演出によって、言葉にした瞬間に嘘くさく響く、映画でしか表現し得ない人間の感情を表現することに成功している。ここに、東京国際映画祭での上映にあたって来日を果たしたプロデューサー、イタイ・タミール氏のインタヴューを掲載する。
2018.9.14 update
佐藤泰志原作小説の映画化『きみの鳥はうたえる』は、俊英三宅唱監督の現時点における最高傑作であると言って差し支えないだろう。もちろん、三宅唱は、佐藤泰志の小説をそのまま映画に置き換えようとしたわけではなく、佐藤泰志の小説がモデルとした世界を映画という異なる表現手段を用いて描くことを試みている。そうして、柄本祐、石橋静香、染谷将太という最高の俳優陣とともに届けられたのは、青春映画の輝きを生々しく放つ、まるで生き物のような映画である。
2018.9.11 update
濱口竜介ほど、日本のシネフィルに支持され、愛されてきた映画作家も少ない。 その濱口竜介が『ハッピーアワー』(15)以降、快進撃を続け、柴崎友香の小説を原作とし日仏共同製作で作られた『寝ても覚めても』(18)は第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映、この9月、日本国内で劇場公開されヒットを記録しているという。3.11以降、日本列島各地で露わになった亀裂に、暖かい血流を注ぎ、分断ではなく、突き抜けるような”愛”を今一度呼び覚ます傑作を作り上げた、濱口竜介監督のインタヴューをここに掲載する。
2018.7.27 update
スペインの新鋭カルラ・シモン監督は、自伝的内容を扱うことで、まさに彼女にしか撮ることのできない、作家性の強い内容を主題として扱いながらも、見るものを見事に惹き込む映画的な語りの手法で、観客を虜にする術を心得ているようだ。長編処女作にして、これほどの傑作を創り上げたカルラ・シモン監督に、まずは、本作『悲しみに、こんにちは』に至るまでの足跡を尋ねてみた。
2018.7.20 update
沖縄三部作を通じて“沖縄の闘い”を伝え続ける三上智恵と新進気鋭の大矢英代、ふたりのジャーナリストが、長期に亘る取材から紡ぎ上げた『沖縄スパイ戦史』は、10代少年たちが動員された”少年ゲリラ兵部隊<護郷隊>”、マラリア禍の地に強制移住させられた波照間島民の悲劇、スパイリストに基づいて行われた“スパイ虐殺”、3つの知られざる沖縄戦史の探求を通じて、現在まで連綿と連なる、国体護持の為に住民に犠牲を強いる為政者たちの狂気の歴史を炙り出す。重要なのは、こうした為政者たちの狂気の命脈は今現在も生きているということだ。 ここに、沖縄の悲劇を通じて、“今ここにある”危機を炙り出す、若き俊英大矢英代監督のインタヴューをお届けする。
2018.6.5 update
ジャン=ピエール・レオーを主演に迎えた『ルイ14世の死』で、72年間もの永きに亘ってフランス国王として君臨した”太陽王”ルイ14世の最後の日々を瀟洒な映像美で描き、見るものに、まさに”ルイ14世の最後とはこのようなものだったに違いない”と信じ込ませる、大胆不敵かつ繊細な映画的現実を紡ぎ出す、スペイン・カタルーニャ出身の奇才アルベール・セラ監督のインタヴューを掲載する。
2018.4.20 update
『心と体と』は、それそれの”障害”を抱えた男と女が出会い、同じ夢を見ることから恋愛関係へと発展していく、現実と夢が対等に存在し、閉じていた感性が新しく拓かれていく、新鮮な驚きに満ちた映画である。食肉処理場を舞台に据えることで、現代社会への透徹した批判の目を光らせながらも、独特なユーモアが漂う、瑞々しく官能的な愛の映画を携えて来日した、ハンガリーの名匠イルディコー・エニェディ監督のインタヴューをお届けする。
2018.4.11 update
『ベルベット・ゴールドマイン』『エデンより彼方に』『キャロル』のトッド・ヘインズ監督の新作『ワンダーストラック』は、耳の聞こえない少年少女がニューヨークの街を駆け回り、やがて50年の歳月を経て思わぬ形で邂逅を果たす、実験的手法に満ちた、”一風変わった”児童映画である。本作を携えて20年振りの来日を果たしたトッド・ヘインズ監督のインタヴューをお届けする。
2018.3.22 update
前作『ローマに消えた男』(13)に続いてイタリアの名優トニ・セルヴィッロを主演に迎え、グローバル金融が支配する現代社会における”資本による強奪”というリアルなテーマを、エレガントな映像の社会派ミステリーに仕上げた『修道士は沈黙する』が公開中のロベルト・アンドー監督(『そして、デブノーの森へ』(04)、『ローマに消えた男』)のインタヴューをお届けする。
2018.2.23 update
トランプ政権下の今、敢えてニクソン政権の腐敗に光を充てることで、現在進行形のアメリカ合衆国の危機をリアリティ豊かに浮き上がらせる作品『ザ・シークレットマン』の脚本・製作・監督を務めたピーター・ランデズマンのインタヴューを掲載。スピルバーグ渾身の報道の自由応援映画『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』公開前に是非見ておきたい作品だ。
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2018.10.30 update new
10月29日(月)~12月9日(日)
@アンスティチュ・フランセ東京

11月17日(土)、12月8日(土)
@東京藝術大学(横浜・馬車道校舎)
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2016.2.19 update
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