OUTSIDE IN TOKYO
JOSH BOONE, LILY COLLINS, GREG KINNEAR & JUDY CAIRO INTERVIEW

『ハッピーエンドが書けるまで』オフィシャル・インタヴュー

2. ライツビル・ビーチの家はとてもいい雰囲気だった。
 家が10番目の登場人物だ(グレッグ・キニア)

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Q:キャストとの共演について。
リリー・コリンズ:グレッグ・キニアは大好きです。親しみやすさがあって。それと同時に意外性も持ち合わせているんですね。テイクごとに演技を変えるから驚かされます。編集の選択肢も多くなりますよね。色々な演技を見せてくれる、こちらの演技に反応して演技を変えてくるんです。経験豊富でいつも笑わせてくれるから、真剣なシーンはちょっと困りましたけど。映らない時もすごく寛大で協力してくれます。ベテランだからって面倒くさがらずに、すごく気を使ってくれるんです。アドリブがすごいんですよね、私も少し慣れてきましたけど。彼のように寛容な方が相手だと、怖がらずに楽しむことができるんです。

グレッグ・キニア インタヴュー

Q:脚本のどこに引かれましたか?
グレッグ・キニア:このストーリーはとても人間的な話だと思ったよ。この物語で描かれるものがとても魅力的なんだ。細かいことも大きなこともね。私が演じるビル・ボーゲンスは著名な作家で、子供が2人と元妻がいて自分自身は行き詰っている。別れた妻とよりを戻そうとするがあまりうまくいかない。子供たちもかなり複雑な関係の中に身を置いていて、それぞれが人間関係で悪戦苦闘している。ジョシュ・ブーンが書いたストーリーはそうした人間関係をひとつにまとめている。とても誠実な物語だと思ったよ。
Q:監督ジョシュ・ブーンはどんな人でしたか?
グレッグ・キニア:どんなベテラン監督だって初めての作品がある。そういう作品に何度か出演してきた。個人的には、初監督作に出演するのは、とても楽しい経験だね。決まった形とかルールがなくて、自由にできることも多い、いい点もある。絶対ではないけどね。でもジョシュは良かったよ。本作は彼にとって非常に個人的な物語で、自分の人生や家族を題材にした作品だ。キャストもいいし、撮影にはちゃんと準備をして臨んでいる。キャスティングは本当に素晴らしいと思うよ。ジョシュはいい人選をしたと思う。どんな映画も配役は重要だが、とりわけ小品ではその役割も大きくなる。登場人物や一瞬の場面場面がとても大事になる作品だからね。
Q:他の俳優陣との共演について。
グレッグ・キニア:若い役者も素晴らしい子たちばかりだ。いい色彩を放っている。楽しかったよ。ジェニファー・コネリーとは過去に共演しているけど、今回も非常に楽しかった。彼女は元妻役で僕は彼女を何とか取り戻そうとする。クリステン・ベルも出ている。いろんな役者が大小様々なキャラクターを演じている。とても楽しい現場だったね。
Q:ロケ地について。
グレッグ・キニア:ビルたちが住む家はとても特別な感じの場所だ。物語の中でも重要でいい家を見つけたと思う。ライツビル・ビーチにね。ある意味、家が10番目の登場人物だ。観客が見ていて故郷のように感じる場所が必要だった。ロケ地はぴったりの場所だと思ったし、みんなもそう感じていたと思う。あの場所にはとてもいい雰囲気があって、いい撮影ができたよ。


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