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4. 若い時は、可能な限りの助けが必要なんだ。 |
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OIT:ところで、あなたの一日はどう進んでいくのですか。
FFC:特に決め事はないよ。書く作業は朝の早い時間にやるのが好きだ。それで一日、メールに対応したり、会社を経営したりと、特に決まった動きはないよ。
OIT:まだアルゼンチンや他の国にもよく行っていると聞いたのですが。
FFC:いや、アルゼンチンでは映画を撮っただけだよ。特に何度も行っているわけではない。日本にはまた行きたいと思っているけどね。
OIT:前に来たのはいつですか?
FFC:それでも何年か前かな。
OIT:ところでロジャー・コーマンと出会った頃の話を教えてもらえますか?
FFC:私はまだ学生で、広告が出ていたので連絡しただけさ。そして助手として雇われた。
OIT:彼は若い映画作家たちを支えたことでも知られていますが、同時に彼は自分の必要とするものをとる人でもあるという人もいますが。
FC:いやいや、コーマンはとても低予算で映画を作った人で、若い映画作家がチャンスを必要としていたのも分かっていたからそういう関係性が出来上がった。だから、双方にとって有益な関係だったんだよ。
OIT:あなた自身は若い作家たちとどう仕事しているのですか?
FFC:いや、私はそこまでしないから。私は基本的にプロデューサーではない。ロジャー・コーマンは映画プロデューサーで、その作った映画でお金を儲けるというのが仕事だ。だから映画の製作会社として、一番安く作る方法というのは他に機会を持たない人間を使うことだから。
OIT:ロジャーに話した時も、彼はあなたとの仕事にとてもインスパイアされたと話していました。
FFC:それはうれしいよ。彼は私よりも10歳ほど年上で、私にチャンスを与えてくれた。また、同じようにチャンスがもらえるように、私の友人たちもたくさん彼に紹介した。でも、もうずっと前のことだからね。
OIT:あなたは自分の家族とも仕事をしていますね。ローマン、ソフィア、ジアと。自分の家族と仕事をするのと外の人間とやるのはどう違いますか?
FFC:若い時は、可能な限りの助けが必要なんだ。でも年齢を重ねるに従って助けなんていらないと言うようになる(笑)。
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