OUTSIDE IN TOKYO
Press conference

トム・クルーズ『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』記者会見全文掲載

2. 高いところは全く怖くありません。4歳の時から、
 GIジョーのまねをして、ガレージの一番上から飛び降りたりしていましたから。(トム・クルーズ)

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Q:映画はとても素晴らしくて、とっても感動しました。私は高所恐怖症なんですけど、ブルジュ・カリファでの撮影時に恐怖心などはなかったんですか?怖かったのはどう対処致しましたか?
トム・クルーズ:怖かったですよ(笑)。本当は、全然怖くはございません。子供の頃から高い所に登ることは平気でしたから、子供の時にGIジョーのお人形がありますね、あれで遊んでいました。ジャングルジムに登って、それを家に引きずり込んで、ベッドから新しいシーツをはぎ取って、シーツにロープを結びつけて、それを自分にかけて、GIジョーのまねしてパラシュートで飛び降りるっていう、そういう遊びですね。ガレージの一番上から飛び降りた。パラシュートが開くと思って飛び降りたんですね、足を離す時に、あ、これはまずった、開かないことがその瞬間に分りました、4歳の男の子です。幸いにもその前の日に雨が降っていて、地面がぬかるんでいた。ふわっと尻もちをついた、頭が前に落ちた、本当に火花がちり、星が散るのを見ました。もしママに見つかったら殺されると本気で思いました。そういう子だったから怖くないことはお分かりでしょう、でも私は高さというものを決して甘くみてはいません、非常にリスペクトしております。チャレンジングな気持ちを必要とすることです。数ヶ月前から訓練をしました、非常に厳しい訓練です。どういうふうに撮るかをとてもよく考えました。そもそも(ブラッド・バードを見ながら)彼が考えてお前これやれって言い出したことです。彼にやらされたことなんです(笑)。
ブラッド・バード監督:実は今のお話しなんですけど、こうなっていくのかなぁって想像していました。飛び降りて脳にダメージを受けてそこで手術をしたんで全く怖さ知らずになったという予想をしてたんですけど違いましたね。


Q:ユーモアもたっぷりで大変楽しませて頂きました。ポーラ・パットンさんに質問なんですけれども、ムンバイでの本当にセクシーな一面を見させて頂きまして、うっとりしてしまいました。ジェーンは凄く純情なところもあると思うんですね、強いんですけど、それはポーラさんご自身と似ているところはありますか?
ポーラ・パットン:まずジェーンのキャラクターからご説明したいと思うんですけど、彼女は複雑な内面を持ち合わせていて、もちろん女性らしい一面で無邪気なところとかあるんですけど、それと同時に男性と戦う強さを持ち合わせた女性であって、劇中では女性らしい部分っていうと自分の恋しい人が殺されてしまったその喪失感だとか、ミッションに失敗してしまったっていう挫折感、それをまた乗り越えて一回り大きな人間になっていくというところが非常に彼女の強さを表現していると思います。そして強さの象徴として特に男性のように戦って何でもやっつければいいということではなくて、その中で二面性を持たせた非常に面白いキャラクターだと思います。そして自分との共通項なんですけれども、かなり多くの共通点があると思います。それは私自身もなかなか戦うことが好きでガンファイトのシーンなんかは非常に楽しんでやったんですけど、心の中では平和を求めるしとやかなところも当然持ち合わせているというところで、ジェーンとは非常に似ているんじゃないかなと思います。ただあのアクションシーンでは秘めた怒りというのを思いきりぶつけることが出来たのである意味爽快感を感じることが出来ました。
トム・クルーズ:本当に彼女は凄いトレーニングに耐えてくれたことを今改めて感謝したいと思います。そのトレーニングの成果は画面に出てると思うんですね、本当に才能がおありになるし、映画への献身というのが本当に感服すべきものがあって本当にお礼を申し上げたいと思います。
ポーラ・パットン:今までの人生の中で最大級のお褒めの言葉をもらったと思って、非常に嬉しく思います。これだけの言葉を貰えればもう本当に満足の一言です。

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