
![]() |
![]() |
![]() |
|
|
|
|
|
![]() |
![]() |
![]() |
上映プログラム |
![]() | 『動くな、死ね、蘇れ!』 ★1990年カンヌ国際映画祭カメラ・ドール受賞 ★1990年フランダース映画祭グランプリ 監督・脚本:ヴィターリー・カネフスキー 製作:アレクセイ・プルトフ 撮影:ウラディミール・プリリャコフ、N・ラズトキン 音楽:セルゲイ・パネヴィッチ 出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワ 【1989年/ソビエト/モノクロ/105分/35mm/スタンダード】 第二次大戦直後のロシア。収容所地帯と化した小さな炭鉱町に生きる少年ワレルカと 少女ガリーヤは共に12歳。スケートの盗難事件、学校のトイレにばら撒いたイースト菌事件、 機関車の転覆など、ワレルカの引き起こす無垢な、しかし、やってはならない悪戯は、 母親への反発と相まって次第にエスカレートしていく。 そんな彼の前に、守護天使のように現れては、危機を救ってくれるガリーヤ。 二人に芽生えた淡い想いは次第に呼応していくが、やがて運命はとんでもない方向へ 転じていくのだった・・・。自身の少年時代の記憶を映画化した衝撃作! |
![]() | |
![]() | ![]() |
![]() |
![]() | 『ひとりで生きる』 ★1992年カンヌ国際映画祭審査員賞受賞 監督・脚本:ヴィターリー・カネフスキー 撮影:ウラディミール・プリリャコフ 音楽:ボリフ・リチコフ 出演:ディナーラ・ドルカーロワ、パーヴェル・ナザーロフ 【1991年/フランス・ロシア合作/カラー/97分/35mm/スタンダード】 少年期に別れを告げようとしていたが、大人たちの世界はますます悲劇的な様相を呈し、 ワレルカにとって唯一、ガリーヤの妹ワーリャと一緒にいる時だけが心落ち着くのだった。 そんな中、ある事件をきっかけに学校を退学になったワレルカはワーリャの思いをよそに、 ひとりで町を出る。一方、残されたワーリャは、返事の来ないワレルカへの手紙を送り続け・・・。 大人へと成長していく少年少女たちの鮮烈な感情が見事にスクリーン上で開花! |
![]() | |
![]() | ![]() |
![]() |
![]() | 『ぼくら20世紀の子供たち』 ★1994年ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品作品 監督:ヴィターリー・カネフスキー 脚本:ヴィターリー・カネフスキー、ヴァルヴァラ・クラシルコワ 音楽:クロード・ヴィラン 出演: パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ 【1993年/フランス・ロシア合作/カラー/84分/35mm/スタンダード】 国際的な評価を得たカネフスキーが次にカメラを向けたのは、 都市に巣くうストリートキッズたち。窃盗、強奪、売春、そして殺人・・・ 残忍性をエスカレートさせていく子供たちの裏側に傷つきやすい感受性を見るカネフスキー。 やがてカメラは、思わぬ場所でワレルカの面影を残したパーヴェルの姿を捉える。 そして、かつて少年少女だったパーヴェルとディナーラの再会。映画出演後、 全く異なる人生を歩み成長していった二人の再会は、 21世紀を生きる子供たちへの微かな希望となって、見るものの心に染み入る。 |
![]() |
↑ |
![]() |
![]() |
![]() |
常連キャスト紹介 | |
![]() | |
![]() | パーヴェル・ナザーロフ(ワレルカ役) 1976年生まれ。カネフスキーが『動くな、死ね、甦れ!』の主役として抜擢した新人。 カネフスキーはパーヴェルとの出会いをこう語っている。「僕は何校もの学校を訪ね、何千人もの少年に会った。そして突然、小さなシャツをはだけて、たばこを口にくわえ、18人くらいの女を引き連れた13歳の少年に出会った。これは、かつての僕だ、と叫んだ。僕は彼に話しかけたが、彼は来なかった。彼は、僕が彼の年にはそうだったように、終始すねていた。」 ディナーラ・ドルカーロフ(ガリーヤ&ワーリャ役) 1976年1月3日サンクト・ペテルブルク生まれ。14の時、アヤン・シャハマリェヴァ監督の「Eto bylo u morya(それは海辺で起こった)」で映画デビュー。続いてヴィータリー・カネフスキーの『動くな、死ね、蘇れ!』(89)のヒロイン、ガリーヤ役を得て、これが90年カンヌ映画祭のカメラ・ドールを受賞したことにより、その存在を世界に知らしめる。その後、アレクセイ・バラバノフの『フリークスも人間も』(98)などの多くの作品に出演。そして、『やさしい嘘』(04)での好演が認められ、セザール賞の有望若手女優賞にノミネートされた。 カネフスキー曰く、「彼女は非常に教養のある家柄の出で、海外での生活も経験があった。彼女はタルタル人だが、僕はその民俗の気質をよく知っていたので、彼女を傷つけることで演技力を喚起していった。それで彼女の演技は飛躍的なものとなったんだ。」 |
![]() |
↑ |
![]() |
![]() |
![]() |
|
Comment(0)